光と家族が繋がるワンルームの家
千葉県のニュータウンに新築された若い夫婦と幼い男の子、3人家族の住宅です。
敷地周囲には更地が広がり、今後は周囲を住宅に囲われる環境となることが予想されていました。外からのプライバシーへの配慮として、視線のずれを周囲と床の高さを変化させることでつくられています。その床高さに合わせて開口高さも変化させることで、地面の景色と空の景色のみを切り取った開口からも、多様な光が差し込んできます。また、半透明の外壁が周り、優しく拡散された光も内部に入り込みます。自然光に溢れた明るい家です。
プランを聞いていると、個室を区切らずに2Fまでワンルームで緩やかに繋がる空間をはじめ、新しく菜園をはじめること、サンルーム、バーの時間を愉しむスペースなど、新しい住まいに対する家族の期待と、仲睦まじい姿が簡単に想像できました。家族がいつも笑顔になれる、明るい印象の家を目指しました。
「床と光の家」と名すように、7つの床が特徴ですが、7つの異なる高さの天井を持っていることも特徴です。昼は太陽の光が落ちる床が光を受けて明るくなりますが、一転、夜間には天井を明るく照らし出し、床を暗くしています。昼間の太陽から注ぐアクティブな白い光と、夜間の温かい光で間接的に照らされる天井のリラックスの光を、〈床―天井〉を媒介として関係を逆転させることで、建築のコンセプトを浮かび上がらせる試みをしています。
光と家族が繋がるワンルームの家
千葉県のニュータウンに新築された若い夫婦と幼い男の子、3人家族の住宅です。
敷地周囲には更地が広がり、今後は周囲を住宅に囲われる環境となることが予想されていました。外からのプライバシーへの配慮として、視線のずれを周囲と床の高さを変化させることでつくられています。その床高さに合わせて開口高さも変化させることで、地面の景色と空の景色のみを切り取った開口からも、多様な光が差し込んできます。また、半透明の外壁が周り、優しく拡散された光も内部に入り込みます。自然光に溢れた明るい家です。
プランを聞いていると、個室を区切らずに2Fまでワンルームで緩やかに繋がる空間をはじめ、新しく菜園をはじめること、サンルーム、バーの時間を愉しむスペースなど、新しい住まいに対する家族の期待と、仲睦まじい姿が簡単に想像できました。家族がいつも笑顔になれる、明るい印象の家を目指しました。
「床と光の家」と名すように、7つの床が特徴ですが、7つの異なる高さの天井を持っていることも特徴です。昼は太陽の光が落ちる床が光を受けて明るくなりますが、一転、夜間には天井を明るく照らし出し、床を暗くしています。昼間の太陽から注ぐアクティブな白い光と、夜間の温かい光で間接的に照らされる天井のリラックスの光を、〈床―天井〉を媒介として関係を逆転させることで、建築のコンセプトを浮かび上がらせる試みをしています。







2021/千葉県
建築設計:高池葉子建築設計事務所
照明デザイン:DAISUKI LIGHT
写真:後藤晃人
*新建築住宅特集 2021年6月号掲載
2021/千葉県
建築設計:高池葉子建築設計事務所
照明デザイン:DAISUKI LIGHT
写真:後藤晃人
*新建築住宅特集 2021年6月号掲載