未来を感じる
明治神宮の正面に建つ築58年のアパートメント「コープオリンピア」の1室を和の居住空間へと改修しました。オーナーの希望は“未来を感じる住まい”。伝統的な和風スタイル、だけれどもそこに住む人にとって“未来”を感じられる家にしたいということでした。
わたしたちは“未来”というテーマに対して、SF映画20XX年、のような予測されるであろう未来の住まいの姿ではなく、今までも、そしてこれからもずっと変わらないであろう日本の精神性をテーマとしました。
「追いかける未来」ではなく「大切なものを見つめる未来」へ。
コンセプトは“寄り添うあかり”。まるで日本旅館を訪れたときのように、女将が迎えてくれ、気配りが隅々まで行き届いている。気配りから生まれる安心感こそが、日本らしい未来も変わらない心地良さの家になると考えました。
住まい手に寄り添うことを光で表現するために、家に帰ってきた瞬間、部屋に入った瞬間、洗面に入った瞬間、収納扉を開けた瞬間、すべて自動で優しく点灯する工夫をしています。“おかえりなさい”、“お疲れ様”、スイッチを押す、という行為を省くことで、光が優しく語り掛けるような印象を抱かせています。わたしたちの暮らしに寄り添う日本らしいおもてなしのあかりは、ちょっとした気配りにこそ込められているのではないかと感じられるのです。
未来を感じる
明治神宮の正面に建つ築58年のアパートメント「コープオリンピア」の1室を和の居住空間へと改修しました。オーナーの希望は“未来を感じる住まい”。伝統的な和風スタイル、だけれどもそこに住む人にとって“未来”を感じられる家にしたいということでした。
わたしたちは“未来”というテーマに対して、SF映画20XX年、のような予測されるであろう未来の住まいの姿ではなく、今までも、そしてこれからもずっと変わらないであろう日本の精神性をテーマとしました。
「追いかける未来」ではなく「大切なものを見つめる未来」へ。
コンセプトは“寄り添うあかり”。まるで日本旅館を訪れたときのように、女将が迎えてくれ、気配りが隅々まで行き届いている。気配りから生まれる安心感こそが、日本らしい未来も変わらない心地良さの家になると考えました。
住まい手に寄り添うことを光で表現するために、家に帰ってきた瞬間、部屋に入った瞬間、洗面に入った瞬間、収納扉を開けた瞬間、すべて自動で優しく点灯する工夫をしています。“おかえりなさい”、“お疲れ様”、スイッチを押す、という行為を省くことで、光が優しく語り掛けるような印象を抱かせています。わたしたちの暮らしに寄り添う日本らしいおもてなしのあかりは、ちょっとした気配りにこそ込められているのではないかと感じられるのです。









2021/東京都
建築設計:小大建築設計事務所
照明デザイン:DAISUKI LIGHT
写真:後藤晃人
*IES Illumination Awards 2022 「Special Citation」 受賞
2021/東京都
建築設計:小大建築設計事務所
照明デザイン:DAISUKI LIGHT
写真:後藤晃人
*IES Illumination Awards 2022 「Special Citation」 受賞